梅シロップ -完-
2016-06-29


-前回の続きです。

 結局、梅の実を取りだしたのは、漬けてから約2週間後でした。
 梅酒瓶から取り出した梅の実は、シワシワで小さくなっている。おいしそうにも思えないので捨てました。

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 加熱殺菌は、80度で5分ということなので、ホウロウの鍋の周りに細かい泡が出始めて5分。超弱火です。その間に、浮いてくる不純物のようなものを茶こしで掬い取ります。沸騰しないように注意しながら。

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 殺菌したあとは、水で冷やします。
また、なるべく口当たりをまろやかにしたいので、コーヒーフィルターで漉すことにしました。
ただ、そのままだとシロップがぽとん、ぽとんとしか落下しません。2リットル漉すのに一日かかりそうな気配。
 当然待ちきれないので、フィルターに針で30個ほど穴をあけました。漉す効果が減少しますが、そのへんは妥協ということで。

 ここで、味比べ。
漉す前と、後での比較です。
原液のままスプーンでなめましたが、正直、違いはわかりませんでした。

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 漉し終わったシロップはサイダー、スポーツドリンクの空きボトルに。

できあがったシロップの量は、予想外の4リットル以上でした。
しかし、梅の実4キロから、なんで4リットル以上の抽出液がでてくるのでしょう?
途中で水は一滴も加えてないし、グラニュー糖の水分量はコンマ以下です。
梅の実の重量の測り間違えとしか思えません。

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 左の少し色の薄いほうが二瓶め、右の少し色の薄いほうが一瓶めです。
一瓶めは、じつは、梅の実の「へた」を取り除いてないものです。色もうすいピンク茶色です。味も、ちょっと舌に残る感じがしますが、これはこれで美味です。
一瓶めの色は、きれいな琥珀色というか、べっこう飴色です。味もこころなしか上品です。

 実際に飲むときは、いろいろ試した結果、5倍ほどに水でうすめるのがいいと思います。
氷を入れるときは4倍ほどがいいです。
 なにしろ砂糖の濃度がはんぱでないですから。
 試してませんが、炭酸水で薄めてもおいしそうです。

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